SSとNN、どちらを選ぶかについては『原則は自塾』と前回記してみました。
今回は例外についてまとめます。
①混合クラスの場合
NNについては志望校が明確になっています。
2022年受験生の場合は
桜蔭・女子学院・雙葉
以上の学校が志望校であれば確実に志望校対策をしてくれます。
しかしSSは校舎によっては「混合クラス」が発生します。『駒東・海城コース』のような存在です。もちろんサピックスは混合クラスでも合格に向けて万全の指導をしてくださるので、信じて間違いはないと思います。しかし受験生・保護者としては志望校に特化した対策をしていないと不安を覚えてしまうのも致し方ないように。もしそのようにSSの混合クラスで不安を覚えてしまうようなら、NNでの志望校対策に踏み切っても気持ちの面でプラスになる可能性があるように感じています。
②講師との相性
自塾における志望校別の講師との相性が『悪い』時は他塾もありかと思います。ただ、『相性は良いが、違う視点からの指導を受けてみたい』との観点で他塾を受けるのは危険だと思います。勉強に対するアプローチ方法は、『同じアプローチを繰り返すことで定着する』という側面もあると思うので、いたずらに別角度のアプローチを増やすのは危険だからです。
しかし、講師との相性が悪いからと言って他塾の志望校別に安易に飛びつくのは個人的にはやはりリスキーと思います。理由は志望校別でその講師から離れることが出来ても、平常授業等では離れることが出来ない場合が少なくないと思われるためです。その場合はむしろ自塾で校舎を変えるか、他塾への転塾が検討事項になると考えます。
そのため講師との相性で他塾を選ぶのも可能性としてはあると思いますが、個人的にはオススメできないプランに思えます。
次回もSS・NN選択における『例外』を続けたいと思います。