御三家を目指す中学受験サポート

開成合格までサポートした時の雑感ブログです

SSとNN①~基本は自塾~

年生になると一部の学校を志望している受験生はこの問題にぶつかると思います。


まず言葉の定義ですが、

SS:サピックスの志望校別の日曜特訓
✓2学期以降開始されます。

NN:早稲田アカデミーの志望校別特訓
✓原則日曜日の開催となります。
✓平日NNや土曜集中特訓など、受講スタイルは多岐に渡ります。



■結論

自塾の志望校別特訓を受講する(原則)

サピックス生ならSSを受講し、早稲アカ生ならNNを受講するのが最もオススメです。
理由は以下の通りです。


① 同じ学校を目指す友達の存在

サピックスでは平常授業・土曜特訓・SSと3つバラバラのクラスに分けられます。それぞれのクラスは平常授業は成績順、土曜特訓は男女別の成績順、SSは志望校別で分けられます。

息子の場合はSSで開成コースに在籍していましたが、このクラスで出来た友達との結束は非常に強かったです。「○○君より良い(悪い)席だった!(点数により座る位置が決まるシステムです)」「○○君と一緒に合格したい!!」みたいな話はよく聞いていました。平常授業や土曜特訓でも席次の話が出ないこともないのですが、やはり志望校向けのテストで競っていた方がライバルとしての結束が強くできた気がしています。また平常・土曜特訓では成績でクラスが分けられてしまうため、『息子がα1で友達がα2(もしくはその逆)』といったケースもしばしば発生致しました。

こういったライバル同士で競う効果を積極的に期待したいのであれば、無理に他塾の講座を受けるのは得策ではないように感じています。


②カリキュラムは分からない

おそらく隣の芝は青く見えるのだと思います。そのため他塾のカリキュラムが良く見えてしまうのは仕方がないように思います。

『NNは初見の問題に強くなれる!!』『NNは問題を当てにいっている!!』なんて話を聞くたびに我が家も揺れていました。

でも当たり前でありますが、サピックスサピックスの考える最善のカリキュラム、早稲アカは早稲アカの考える最善のカリキュラムを組んでいるはずです。その優劣を素人が判断するのはおそらく困難かと。せいぜい宣伝文句や実績で比較するしかないと思いますが、入室に選抜のあるNNと選抜のないSSを実績で比較するのもナンセンスな気がしています。


以上の事をまとめると、
カリキュラムに優劣を付けることは困難であるため、同じ目標を持つ友達が出来やすい自塾の志望校特訓を選ぶ方がやりやすい
と考えていました。


ただし、ここまでは原則です。

例外はあります。次回以降は例外について雑感をまとめていきたいと思います。