「初頭効果」に続いて考えたいのは「ピークエンド効果」です。
やはり専門家ではないので正確な定義はできませんが、ざっくりというと
一連の出来事全体の印象は、最も印象深いこと(ピーク)と終わり方(エンド)の2つが大きく関わってくる
というものです。
映画などの印象も、最も盛り上がった部分とエンディングシーンが良ければ全体の印象は自然と良くなると思います。見方を変えれば、ピークとエンド以外の重要度は下がってしまう可能性があるということです。
例えば講演会などの話に感銘を受けたとき、よくよく振り返ってみると「何を話していたか多くを思い出せない?」といった事はしばしばあるのではないでしょうか?これも「最も印象に残ったこと」以外の多くは忘れてしまっていることを示している気がしています。
そう考えると「子供の声掛けで一度にたくさんを伝えようとしても、子供はそのほとんどを忘れてしまう」という事が言える気がしています。つまり子供の声かけは言いたいことを絞って完結に伝える必要があるということです。
そして話の締めくくりをモチベーションアップに向けたプラスのメッセージにすることで、
ピーク→伝えるべきメッセージ
エンド→モチベーションアップ
となるため、有益な声掛けが出来るようになると思います。