御三家を目指す中学受験サポート

開成合格までサポートした時の雑感ブログです

中学受験の自走と伴走②【自走のメリット】

自走するメリット・デメリットの雑感を2回に渡ってまとめたいと思います。


■ メリット

① 親のストレスが極めて少ない

おそらくはこれが最大のメリットだと思います。

基本は自発的に机に向かいますし、少しダラダラしていても親の一言ですぐに勉強を始めていました。


② 興味のある勉強をする

興味のあるものを勉強するので吸収率は良かったように感じています。例えば息子は6年の時は歴史資料集をよく見ていました。単純に受験に直結させようとしたらテキストやコアプラス(用語集)などを見た方が良いのかもしれませんが、興味を持って学ぶ方が吸収率は高いので我が家は放っておきました(結果内閣は100代まで”一次・二次”といった名称を含めてコンプリートしていました)。勉強内容は非効率だったのかもしれませんが、勉強姿勢は効率的(興味があるのでどんどん知識を吸収する)だったので、結果としては成績はかなり上がっていきました。


③ 勉強の取捨選択ができる

息子は『絶対にわかっていると自信のある問題』についてはガンガン飛ばして勉強をしていたと思います。おそらく伴走では難しい作業なのではないでしょうか?親としては『一応やっておきなさい!』と言いたくなってしまうと思うので・・・。しかし息子は親からそのような事をほとんど言われない(というか親が勉強を一緒にやっていないので言えない)ので、自分のペースで効率的に勉強を進めることができていたと思います。


④ 勉強の習慣ができる

『親に言われないと勉強をしない』という習慣が危険なのは言わずもがなかと思います。自ら学ぶ姿勢は生きる力にも繋がるものかと思うので、この自ら学ぶ姿勢は一生モノの財産となると考えていました。中学受験合格の為にはやや非効率な自走方法だとしても、我が家では余計な口出しをして本人のやる気を削ぐことをしないように注意をしていました。



なお、自走というと『机に向かって一生懸命に勉強している姿』を想像するかもしれませんが、全然そんなことはありませんでした。何故か筋トレしながら勉強をしていることもありましたし、ソファーでダラダラとやっていた事もしょっちゅうです。我が家では自発的な勉強で成績が伴っていれば、姿勢を含めて口出しはしないようにしていました。自発的に勉強しているにも関わらず親が口出しをすると、『自発的な勉強≒口出しされる』と無意識に結び付けられるのが怖いので、そういった意識は強く持っていました。
※正しい姿勢で勉強をすることの効果(体力面や脳への血流面等)も認識していましたが、それは雑談でたまに話す程度で強制などは一切行っていませんでした。


ちなみに上記では『勉強の取捨選択ができる』としましたが、小学生が完璧にそれをするのはかなり難しいので、当然親も最低限の管理はしていました。そうったサポート方法についてもまた別にまとめたいと思います。


以上が自走のメリットとして主だったところかと思います。