御三家を目指す中学受験サポート

開成合格までサポートした時の雑感ブログです

SSとNN④~SSとNNの併用~

SSとNNは併用可能としましたが、いろいろなパターンがあると思います。全てのケースを網羅することは難しいですが、雑感としていくつか記しておこうかと思います。なお、基本的には併用ができるのは、サピックス本科生のみとなります。


①前期の併用

サピックスのSSは後期からなので、前期の日曜日にNNを組み込むことは可能だと思います。ただし我が家は前期のNNをしませんでした。理由はサピックスの平常授業の復習および苦手科目の強化に時間を使いたかったからです。もし5年生からフルスロットルで勉強をしていて既にトップクラスにいるご家庭なのであれば前期からのNNをしてもいいのかもしれません。でも、個人的な印象では平常授業の復習は後期より前期の方が大変なので、サピの復習に注力する方がいいかな?なんて思っています。


②土曜特訓をやめて土曜NN

一応の選択肢としてはあがると思いますが、これは志望校によりけりと思います。例えば開成志望者について考えます。SS開成の国語では、原則記述問題しか扱いません。そのため後期以降は選択肢問題に触れる機会がほとんどなくなってしまうので、土特の総合問題はかなり貴重なものとなると思います。またSS開成の社会では東京問題に割く時間も多いので、一般的な問題演習は土特で補っていました。志望校によっては特別な傾向があるというより、スタンダードな出題傾向で難度のみが上がっているケースもあるかとは思いますので、そういった場合は家庭毎に併用するか否かを選択すればいいように感じています。

ただし、土曜特訓は基礎~標準の問題演習をしっかりと行える観点で大変役立ったと感じています。時間帯も午後のみなので、家庭学習のペースを作りやすいというメリットも感じていました(例えば後期なら土特前に過去問2題、帰宅後に過去問1題のようなスケジュール)。そのため我が家としてはサピックスの土曜特訓は軽視すべきものではないと捉えていました。


③NNオプション講座(我が家の場合)

NNには「土曜講座」や「平日講座」などがあります。我が家は12月から平日講座の受講をしました。平日講座は国算の2科目しか受講できませんが、社会の用語集等の補助教材は全てもらえるので少しオトクだった気がしています。通塾による時間的ロスを気にする方もいらっしゃるかもしれませんが、早稲アカはZoom授業の精度が素晴らしいので通塾でなくても満足のいく講義は受けられるものかと思います。

「忙しくなる後期にサピックス以外の教材に手を出す余裕がない」との意見もあろうかと思いますが、サピックスは後期に入ると平常授業の復習量が減ると感じていました。特に社会は重要語句の確認程度になるので、30~40分で終わります。そのため平日に3時間程度の時間を捻出することは全く不可能ではないと感じます。前期よりゆとりができた時間に『SS復習』『過去問』『NN』などを入れることが出来るのですが、『SS復習』と『過去問』は管理をしっかりしないとサボるリスクがあります。しかしNNはオンライン授業なのでサボりようがありません。そのためサボらず机に向かう時間を増やしたいと思うご家庭は選択してもいいかもしれません(今振り返ると12月からではなく、後期からやっておけば良かったと感じています)。


以上がSSとNNを検討するにあたっての雑感です。
まとめると
『原則自塾の志望校特訓を選択』『SSが混合クラスなどの場合はNN選択もあり』『オプション講座などを利用すれば併用も可能』といった感じです。




NNネタとしては『そっくりテスト』『プラス5講座』などもありますが、それは別の機会にまとめたいと思います。